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- 2022/01/14
がんの主な治療法について
いつもお世話になっております。
株式会社トリムです。
弊社は、二人に一人がかかると言われる「がん」について、真摯に情報を発信して参ります。
前回は、【がん診療と病院の役割】についてお話ししました。
病院が決まるといよいよ「がんの治療」が開始されるのですが、
がんの治療にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は【がんの主な治療法】についてお伝えします。
がんの主な治療法には「標準治療」「先進医療」「自由診療」などがあります。
それぞれを順にみていきましょう。
■標準治療とは
「標準治療」とは「科学的な根拠に基づいた、現在利用できる最良・最善の治療」のことをいいます。
(※本来とは異なり「一般的な治療」の意味で使用される場合もあるのでご注意ください)
手術などの「外科治療」、抗がん剤などの「化学療法」、エックス線などの「放射線治療」の
3つに分けられるので「三大がん治療」とも呼ばれています。
1.手術(外科治療)
外科手術により、がんや臓器の悪いところを取り除く治療法です。
これまでは、主に胸部や腹部を切り開く「開胸・開腹手術」が行われてきましたが、
近年では、手術する部位を胸腔鏡や腹腔鏡で見ながらがんを取り除く方法も
行われるようになっています。
2.抗がん剤治療(薬物療法)
薬を用いて、がん細胞を死滅させたり、がん細胞の増殖を抑えたりする治療法です。
手術や放射線のように局所的に行う治療とは異なり、身体全体に薬を巡らせて
作用させる全身療法です。
使われる薬剤には、細胞障害性抗がん薬、分子標的薬、内分泌療法薬などがあります。
薬の種類により、がん細胞への攻撃方法が異なります。
3.放射線治療
がんの病巣部に放射線を照射して、がん細胞を死滅させる局所療法です。
体の外から放射線を当てる「外部照射」のほか、放射線を出す物質を密封した針やカプセルを
病巣部に挿入したり、注射や内服で投与する「内部照射」という方法もあります。
■先進医療とは
厚生労働大臣が保険診療とすべきかどうか評価が必要と定めた高度な医療技術のことで、
医療技術ごとに実施できる医療機関は限定されています。
「先進医療にかかる技術料」は公的医療保険制度の給付対象とならないため全額自己負担となり、
高額となる場合があります。
令和3年12月1日時点で84種類あります。(厚生労働省HPより)
■自由診療とは
自由診療とは、公的な健康保険を利用せず自費で受ける診療のことです。
たとえば、海外ではがん治療に有効だと認められていても国内では厚生労働省が未承認の
抗がん剤を使用したい場合は自由診療となる、といったことがあります。
自由診療も治療費が全額自己負担となるため、高額となる場合があります。
今回は主な治療法についてお話しました。
トリムは今後もがんに関する情報発信を続けて参ります。
がんに関してご相談やご質問がありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。