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- 2023/03/27
インフレ・デフレとは
いつもお世話になっております。
保険代理店トリムです。
最近「インフレ」「デフレ」といった言葉をニュースやテレビなどでよく目にする機会が増えましたね。
世界的な感染症の流行や世界情勢が不安定になっている今、世界中でインフレが進んでいます。
そもそもインフレとは物価が継続的に上昇する経済状況を表す言葉ですが、日本でもガソリン代の高騰や小麦を中心とした輸入品の値上がりなど、日常生活の中でインフレを実感することも多いのではないでしょうか。
さらに、「インフレ」と「デフレ」この2つの状況が、私たちの貯蓄や資産運用に密接に関係していることをご存じですか?
最近よくお客様や弊社のマネーセミナーにご参加いただいたお客様から、 「インフレ・デフレって結局どっちの状態がいいの?」 という質問を受けますが、この質問については、その方の置かれている環境によってメリット・デメリットがあるので、良し悪しは一概に言えないというのが答えになります。
「インフレ (インフレーション) 」 とは、基本的には好況下でモノ・サービスに対する需要が増加し、供給を上回ることで発生します。
モノの価格が上がっていくため、消費者は買い物を先延ばしにせず「安いうちに買おう」という心理が働きます。
そうして消費が活発になればなるほど、企業は売上が増えるため利益の改善が見込まれ、従業員の給料も上がるなど、社会にお金が循環して景気は上昇します。
また「デフレ (デフレーション) 」 は、その反対の現象を指します。
一見すればインフレは良い面ばかりの様に感じますが、デメリットもあります。
それは『お金の価値が下がる』ということです。
1 円の価値が下がれば、例えばコツコツ貯めてきた貯蓄の価値も下がってしまうのです。
例えば 200 万円の車を購入するために一生懸命 200 万円貯めたとしても、インフレによって車の値段が 300 万円に上がってしまえば、その車を買うことは できなくなります。
これが、お金の価値が下がってしまうということです。
これをインフレリスクといい、特に現金や固定金利の定期預金、債券などはインフレリスクに弱い側面を持っているのでしっかり理解しておくことが重要です。
現在の経済状況はよくインフレだといわれるので景気は良いの?と思ってしまいがちですが、今の不安定な社会情勢からして、とてもその実感はありませんね。
実はもう一つの経済現象で「スタグフレーション」という状態があります。
スタグフレーションとは、景気が後退しているにも関わらず、インフレが同時進行してしまう現象です。
「不況下のインフレ」ともいえます。
インフレで物価が上がり続けているのに、景気は低迷してお金の価値も下がってしまうという極めて厳しい経済状況です。
コロナ禍による経済のダメージがある中で、多数のインフレ要因で物価が上昇してしまっている現在は、まさに「スタグフレーション」の状態に向かっているといえます。
そんな中で、国としては新 NISA 制度、iDeCo など、国民に投資を促す施策を展開していますが、刻々と変化していく経済状況を鑑みると、一時的な投資ブームではなく、時代の変化に対応できる【資産防衛】【資産形成】を考えていくことが大事になってきます。
例えば、現在持っている現金・預金をインフレの影響を受けない別の資産に置き換える、または既に何かしらの金融商品で投資している場合も、一つの投資先に集中するのではなくいくつかに分ける事でリスクを分散させる、などです。
生命保険を活用した資産形成や投資信託などの金融商品は、非常にたくさんの種類がありますが、あくまで【資産防衛】【資産形成】の手段にすぎません。
大事なことは時代の変化に合わせて、自身の目的に合わせて資産をメンテナンスしていくことです。
弊社では、お客様のライフプランを一緒に立てるところから、実際にどんな手段で資産防衛・資産形成をしていくか、さらに継続的なメンテナンスまでサポートさせて頂いております。
些細なことからでも構いませんので、【資産防衛】【資産形成】についてお悩みの際はお気軽にご相談くださいませ。
最後に、弊社は 5 月に「マネーセミナー」の開催を予定しております。
何かと専門用語が多い資産運用の分野ですが、当日はとにかく分かりやすく、自身の生活にすぐに活かせるような情報提供が出来ればと考えております。
詳細は追って弊社公式ホームページやSNSでご案内させて頂きますので、 皆様 奮ってご参加頂きますよう、よろしくお願い致します。