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  • 2023/12/11

相続 ~次世代に繋げるライフプランニング~

ファイナンシャルプランナーから見た相続のポイントは、子どもら相続人に、どういった形で資産を引き継げばいいのか、という視点です。

相続人が資産に関するリテラシーを持っていないと、過度に使い込んだり、もてあましたりしてしまいます。

時には、あっという間になくなることもあります。

被相続人は遺産を遺すだけでなく、きちっとしたリテラシーを相続人に伝えることも大切なのです。

ここには、生き様というか、財産を遺された被相続人の人生哲学も現れてきます。

つまり、先々を見通して、教育としてリテラシーを子どもに相続させるのが理想的です。

 

例えば、事業継承のことを考えてみましょう。

会社の財産を遺したとしても、経営方針が間違っていると、経営は傾いてしまいます。

理念や哲学を受け継がないといけないことが分かると思います。

 

まず、被相続人にとって大事なことは、充実したセカンドライフを送ることです。

ライフプランを考える上で、セカンドに次いで、サード、マルチと続きます。

60代でも、その後30年のライフプランを先に考えておかないといけないのです。

そこを支えるのが人生哲学です。

 

相続人に継がせたい財産がある一方、自分で使いたいものもあると思います。簡単に言うと、自分で使い切る資産と子・孫のための資産を分けることです。

子どもたちに迷惑かけたくないと思うと、財産を使い切ることはできません。

ただ、余りに使わないと窮屈な生活を送ることになってしまいます。

子どもに住宅の購入資金を渡した人がいます。バランスをとるため、もう一人の子どもにも、財産を渡すことになりました。

そうすると、充実した生活を送るための財産が足りない事態に陥るかもしれません。

 

被相続人は、自分で使える資産について考えてほしいです。

例えば、自分で使い切る資産でも、二つに分類してみましょう。

一つは守りの運用をするもの。

もう一つは、リスクをとっても運用できるものです。

対して、子どもに遺す資産も、同じように二つに分類できます。

 

ライフプランを考えて、どういう資金がいつ必要になるのか、しっかりと見通すことが大事です。

気になることがありましたら是非私どもにご相談くださいませ。

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