上へ戻る

Blog

お役立ち情報

Human life and life stage management.
TOP > ブログ一覧 > お役立ち情報 > 相続とは?
  • お役立ち情報
  • 2024/09/09

相続とは?

相続とは、相続人が被相続人(亡くなった人)から財産を引き継ぐことです。

相続は法律上で相続することが決まっている法定相続人への相続と、法定相続人以外への遺贈があります。

相続の方法には、大きく分けて「単純承認」「限定承認」「相続放棄」の3種類があります。

単純承認

単純承認とは、相続人が被相続人のプラスの財産もマイナスの財産も引き継ぐことです。

特に手続きを行わなければ、単純承認となります。

限定承認

限定承認とは、被相続人の債務がどの程度かわからず、財産が残る可能性もあるなどの場合、相続人が相続したプラスの財産の範囲内で、マイナスの財産の債務を引き継ぐ相続方法です。相続した財産以上に債務を引き受ける必要はありません。

相続はプラスの財産だけではなく、借入金や未払金などのマイナスの財産を引き継ぐこともあります。しかし、限定承認を行えば、相続財産の範囲内でマイナスの財産を引き継げばよいため、相続人は必要な財産を手元に残すことができます。

ただし、限定承認の場合は、相続人全員で家庭裁判所へ申し立てを行わなければなりません。

また、相続開始を知った日から3か月以内に家庭裁判所での手続きが必要です。

相続放棄

相続放棄は、相続人が被相続人の財産や債務を相続する権利を放棄することです。

マイナスの財産が多く、引き継ぎたくない場合には、相続をすべて放棄することができます。

また限定承認と同様、相続開始を知った日から3か月以内に家庭裁判所での手続きが必要です。

相続対象となる財産とは?

相続対象となる財産についての民法上の記載は、原則として「被相続人の財産に属した一切の権利義務」です。

相続税法の規定に則って、どのようなものが相続対象の財産となるのか説明させていただきます。

相続財産には、経済的価値のあるものすべてが含まれます。その中には、現金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借入金などのマイナスの財産も含まれます。

それぞれの財産には、下記のようなものが含まれます。

<プラスの財産>

現金、預貯金、有価証券、不動産、不動産上の権利(借地権・地上権など)、動産(自動車・貴金属など)、ゴルフ会員権、リゾート会員権 など

<プラスの財産のうちの非課税財産>

墓や仏壇、仏具、寄付財産、非課税限度内で相続人が受け取る生命保険金・死亡退職金 など

<マイナスの財産>

被相続人にかかる借入金、未払金、葬儀費用 など

<みなし相続財産>

みなし相続財産とは、民法上の相続または遺贈によって取得した財産でなくても、被相続人の死亡に伴い支払われる「生命保険金」や「退職金」などを、相続または遺贈などによって取得したものとみなし、相続税の課税対象とされる財産のことをいいます。

次回は相続の種類についてお話させていただきます。

♧ このブログを書いたスタッフ 田中 ♧

<< Back to the list
Contact > >