- お役立ち情報
- 2021/02/26
がんと診断されたら「やるべき事」
いつもお世話になっております。
株式会社トリムです。
弊社は、二人に一人と言われる「がん」に対して、いのちを支える情報を発信し続けて参ります。
今回は【がんと診断されたら「やるべき事」】というテーマでお話したいと思います。
「がん」という言葉は、心に多大なストレスをもたらします。
診断後しばらくの間は、「まさか自分ががんのはずがない」「何かの間違いに決まっている」など、
認めたくない気持ちが強くなる人がほとんどです。
これは、大きな衝撃から心を守ろうとするごく自然な反応であると言えます。
不安や落ち込みの強い状態が続くことがあるかもしれません。
眠れなかったり、食欲がなかったり、集中力が低下する人も少なくありません。
中には、今まで経験したことのないような、つらい状態に陥ってしまう人もいます。
がんと言われた患者さんが不安で落ち込むのは、むしろ自然なことです。
そんなときには、無理にがんばったり、平静を装ったりする必要はありません。
誰とも話したくない時間や、一日中布団をかぶって寝ている日があってもいいのです。
大きな衝撃を受けながらも、今あなたが生きていること、そのことこそがかけがえのない事です。
がんを宣告されたらまずやるべき事が3つあります。
① 病気のことを知る
②生活のことを考える
③ 家族や友人に病気のことをどう伝えるか
【病気の事を知る】
納得して治療や療養に向き合えるように、まずは主治医の説明をよく聞き、
その上で希望や疑問を主治医に率直に伝えましょう。
・ 今までの検査結果がどうだったか
・ これからの追加の検査はどうなのか
・ 病気はどの場所にあって、どの程度広がっているのか
・ 治療法はどのようなものがあるのか
・ これからどのような症状があるのか
・ がんや治療による生活への影響はどのようなものがあるのか
がん治療は「情報」が大切だと言われます。
時には主治医以外の方から意見を頂く事で、納得のいく治療に出会える可能性が広がります。
「どこに相談したらいいの・・」という方はこちらの相談ダイヤルを是非ご活用ください。
(https://www.k-trim.co.jp/お役立ち情報/884.html)
【生活のことを考える(仕事・家庭)】
仕事や家庭生活においてご自身が担っていた役割を、どうしていくかということです。
勤めている方は、治療方法や今後の治療スケジュールの説明があってから、
治療を開始するまでのタイミングで会社に伝えるのがよいでしょう。
会社が知りたいことは、下記の3点です。
(1) どのくらい休むのか
(2) どのくらい仕事に支障があるのか
(3) どんな配慮をしなければいけないのか
当初の予定どおりに治療が進まないこともありますので、休暇期間の延長の可能性があることも伝えておきましょう。
【家族や友人に病気のことをどう伝えるか】
療養中に、今まであなたが家庭や社会生活の中で担ってきた役割を手伝ってもらう必要がある人には伝えましょう。
親しい親戚や友人には、伝えておいたほうが率直な関係を続けることができます。
一方で伝える必要がない人、伝えたくない人には無理をして伝える必要はありません。
心配を掛けたくないという思いから話すことをためらう方もいますが、大切な人にこそ、まずは話す事が大切です。
家族や親しい友人などにつらい気持ちや不安を吐き出すことで、落ち込んでいる気持ちが少し軽くなるかもしれません。
身近な人に話すことが難しいときには、全国のがん診療連携拠点病院に設置されている
がん相談支援センターのスタッフに話を聞いてもらう方法もあります。
電話でも、あるいは直接会って話すこともできます。
(https://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/fTopKyoten?OpenForm)
トリムは今後もがんに関する情報発信を続けて参ります。
がんに関してご相談やご質問がありましたら担当者までいつでもお気軽にご連絡ください。