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- 2023/08/16
豊かな老後のために増やすお金
前回、人生で必要となるお金は【 楽しむお金 】【 増やすお金 】【 守るお金 】の3つに色分けできるとお伝えしました。
本日はその中の【 増やすお金 】について、『豊かな老後のために増やすお金』をテーマにお話ししていきたいと思います。
人生100年時代、‟ 老後資金を貯めなければいけない ”と言われてもなかなかピンときませんよね。
一体、いくらくらい貯めれば安心して老後を迎えられるのでしょうか?
豊かなセカンドライフを実現するには、計画的に老後の資金準備を行うことが大切です。
そのために必要なことをあらかじめ把握し、ゆとりある老後の生活を手に入れましょう。
生命保険文化センターが行った調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均23.2万円となっています。
ゆとりある老後生活を送るための費用として、最低日常生活費以外に必要と考える金額は平均14.8万円となっています。
その結果、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は平均で37.9万円となりました。
なお、ゆとりのための上乗せ額の使途は、「旅行やレジャー」が最も高く、以下「日常生活費の充実」、「趣味や教養」と続いています。
< ゆとりある老後生活費 >
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」2022(令和4)年度
老後の期間は人によって様々ですが、65歳で退職した後に約20年間に渡って毎月37.9万円必要と考えると相当な準備が必要になります。
支出だけではなく収入の面からも考えていくと、大きな収入のポイントとして公的年金の受給が挙げられます。
原則65歳からもらえる公的年金は、企業に勤める方が加入する厚生年金と、それ以外の方が加入する国民年金の2つに大きく分けられます。
厚生労働省の調査によると、2020年の厚生年金の受給額は月平均146,145円、国民年金の受給額は月平均56,358円でした。
思ったより少ないと思われる方が多いのではないでしょうか?
現実この金額しかもらえないとなると、差し引きして 約23万円×12か月×20年=約5,520万 を何かしらの方法で準備しておく必要があります。
退職金をもらえる方は多少負担を減らすことができますが、いずれにしても大きなお金が必要になることには変わりありません。
そこでポイントになるのは、今回のテーマに書かせて頂いた【 増やすお金 】ということです。
お気づきの方も多いかと思いますが、お金を増やすには、今や[ 資産運用 ]は避けては通れないキーワードです。
収入や支出はおかれている環境によって人それぞれですが、時間は平等に与えられています。
その時間を有効に活用して効率的に老後に向けた資産形成を進めていく事で、少しでも老後の不安を和らげて「豊かな老後」に近づいていく方法ではないかと思います。
生命保険を活用した資産形成の方法もたくさんあります。
しかし、まずは老後に向けて現状を把握して計画を立てていくことをお勧めします。
弊社ではプロのファイナンシャルプランナーがお客様の安心できる将来に向けてライフプランを作成しております。
ご興味のある方は、是非お気軽にご相談ください。