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- 2023/11/27
長期運用
資産運用について守るべき3つのルールについてお伝えしてまいりましたが、今回は3つ目の「長期運用」についてです。
ズバリ長期的に運用を行うことで得られる最大の効果は、「複利効果」です。
「複利効果」とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資をすることで、いわば利益が利益を生んでふくらんでいく効果のことです。
こちらは毎月1万円積み立てた時のお金の増え方のグラフです。
(金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに作成 ※手数料や税金は考慮しない)
運用しない(運用利回り:年0%)の場合、お金の増え方をグラフにすると一直線になっています。
しかし、複利で運用した場合は、投資期間が長くなればなるほど傾きが強く(=お金の増加ペースが高く)なっていきます。
同じ運用利回りで同じ金額を10年間運用していても、「0~10年後」よりも「10~20年後」、「10~20年後」よりも「20~30年後」の方が、お金が増えやすくなるということです。
次に実際に100万円を1年間投資した場合と20年間投資した場合で、株式の値動きと運用成果・リターンの関係を分析したデータを見ていきましょう。
< 100万円を 1年間 投資した場合 >
< 100万円を 20年間 投資した場合 >
一目瞭然ですね。
1年間運用した場合では計207回元本割れしているのに対して、20年間運用した場合では元本割れは0回となっております。
ここからも分かるように長期で運用することで、大きくリスクを低減することができます。
さらに「複利効果」についてもより効果的に作用するため、結果的に大きな運用成果を実現できることになります。
ただ長期運用にもデメリットもあります。
それは利益が確定するまでに時間がかかるということです。
長期運用として持つ資産については、利益が出るまで少なくとも10年以上の期間は見込んだ方が良いと言われますので、その特徴にあった運用商品を選ぶ必要があります。
このようにメリット・デメリットのある長期運用ですが、何事もバランスが大事です。
長期運用だけを選択するのではなく、短期・中期・長期のバランスを考えた資産形成が重要となります。
ぜひ、ご自身の資産形成を考える際は『お金の専門家』トリムのファイナンシャルプランナーにご相談下さい。
それぞれのライフプランに合わせた資産形成をご提案させていただきます。
また12月にはマネーセミナー「女性のためのお金の勉強会」を開催いたします。
3回にわたってお伝えしてきた資産運用の3つのルールについてもより詳しくお話いたします。
自分に合った資産運用を知りたい方はぜひご参加ください。