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- 2020/12/11
がんと遺伝の関係性
いつもお世話になっております。
株式会社トリムです。
弊社は、二人に一人と言われる「がん」に対して、いのちを支える情報を発信し続けて参ります。
今回はがんと遺伝の関係性についてお話したいと思います。
◆がんと遺伝の関係性について
最近の研究でがんは遺伝子の変異(異常)により起こるものであることが分かってきました。
しかしながら多くのがんは親から子へと遺伝するものではなく、
その他の要因により遺伝子が傷つく事で起こります(遺伝子の変異)。
ある家系で特定のがんがよく発生する場合、そのがんを「家族性腫瘍」と呼び5%~10%存在するとされています。
この家族性腫瘍のなかには、生活習慣が似ることなどが原因と考えられるものがあります。
それに対して先天的な遺伝子変異ががんの原因となるものは5%以下とされています。
◆遺伝しやすいがんについて
がんの種類はさまざまですが、遺伝性のがん及びそれに類するものの主な例としては、
「大腸がん」「乳がん」「卵巣がん」「骨軟部肉腫」「皮膚がん」
「泌尿器がん」「脳腫瘍」「内分泌系腫瘍」などが挙げられます。
◆「がん家系」について
「うちがん家系なんだよね」等という表現を聞いたことがある方も多いと思います。
遺伝性がんの家系には共通する特徴が大きく3つあります。
①家系に、若いのにがんにかかった人がいるということです。
若年性がんには明確な定義はありませんが、乳がんに関しては一般的に34歳以下を指すことが多いです。
②家族の中に一人で何度もがんにかかった人がいるということです。
これは、同じ臓器にいくつもがんが発生する「多発がん」や、
複数の臓器にがんが発生する「重複がん」にかかった人を指します。
③特定のがんだけが家族内で何人にも発生しているということです。
◆がん予防について
がんは対策を行うことで、発生するリスクを抑えることができる病気です。
これさえ食べれば、これさえ守れば、という絶対の予防法はありませんが、
がんを予防するにはバランスを取りながら総合的に生活習慣を見直すことが大切です。
※日本人に推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法
(出典:国立がん研究センター)
・喫煙 たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
・飲酒 飲むなら、節度を保つ
・食事 食事は偏らずバランスよくとる。
・塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
・野菜や果物不足にならない。
・飲食物を熱い状態でとらない。
・身体活動 日常生活に運動を取り入れる。
・体型 適正な体重を維持する。
・感染 医療機関などで肝炎ウイルスやピロリ菌検査を受けるようにする。
ご契約者様向けにはがん相談ダイヤルのご用意もございます。
がんについて知りたい事、聞きたい事がございましたらいつでも担当コンサルタントまでご質問ください。